つのの細道(ペナン島)




 Mの長女とうちの次女と遊ばせたいなら、遊ばせといて下さい。
 と、次女をKLに残し、夫Tとペナン島へ行きました。

 ペナン島へは、KLから50分のフライトです。
 タイ国境近く、インド洋に浮かぶ、淡路島の半分くらいの島です。
 東洋の真珠と言われ、マレーシアを代表するリゾートアイランドです。

 私たちはM夫婦推薦の「ムティアラ」というホテルを選びました。
 そこで、初めてのアジアンリゾートを経験しました。
 アジアのホテルは、心地よいですね。うちらやっぱ、アジア人なんですよね。

 ホテルマンは、なつかしい笑顔であいさつしてくれます。
 レストランでは、「あの〜」と言おうとすると、もう側に立っています。
 お皿を下げて欲しいな〜と思っただけで、下げてくれます。
 エレベーターの入り口で灰皿に入れた吸い殻が、降りてくると、もうありません。
 部屋に帰ると、いつのまにかベッドメーキングして、フルーツが置いてあります。

 プールは人が少なくて深いし、
 プールサイドで飲むタイガービールが、これまたうまいっ。
 部屋に帰ると、またベッドメーキングしてくれていて、花が替えてあります。

 外に出て、向かいの小物屋に入ると、¥300くらいのアジアンな小物が満載です。
 食堂のお皿は、ちょっといただけないけど、炎天下で食べるミ−ゴレン(焼そば)
 やスチームボート(しゃぶしゃぶ)は、スパイシーで、美味しいです。

 屋台の集合場所、ガーニードライブは、海岸沿いにあり、夕陽がすごくきれいです。
 活気があって、たくさんの屋台の中から何を食べるか、かなり迷います。
 どれも¥100以下なので、何を基準に選んだら良いかわかりません。
 ぶらぶらして客引きにあったり、無理やり買わされて、
 当たりだったり、はずれだったりするのが、屋台の醍醐味です。

 でもここで、私たちはきっちり、下痢菌に当たってしまいました。
 帰りの飛行機では、トイレに行きっぱなしでした。
 帰国してから2週間、強度の下痢に苦しみ、すっかり衰弱してしまいました。
 アジアでは「飲み物は、ノンアイスで」「水洗いした添え野菜は食べない」
 「屋台では焼き物だけ」は必須ですね。身をもって学習しました。
 以後今日に至るまで、海外で下痢したことはありません。

 下痢菌に感染したことを除けば、とっても快適なぺナンリゾートでした。
 けれど、M夫婦に
 「つのが来たけど、普通、3才の子供をM家に残して、2人でペナンに行くかあ??」
 と後生、話のネタにされてしまいました。

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